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Hisayo horiuchi
C1

やさしい問題にゆっくり取り組み自分の力で解決します。成功体験を持つと興味が沸き意欲的に。
五本の指は充分に慣れて自由に弾けるようになっていますか?
強い指・弱い指、長い指・短い指とそれぞれ条件は不ぞろいですが、どの指でも同じ音が出せるように練習するのが近道です。
いろいろなタッチで無限に音色を選べるようになるように、聴覚を研ぎ澄まして音の表情に耳を傾けましょう。
さて、[C1]は1オクターブの音階についてです。
2・3の指でレとミを押したまま1の指が「ドファドファ」と弾ければ、その形でドレミファを1・2・3・1とスムースに弾けるでしょう。ちょうど2・3の指はトンネルの形になっているはずです。それがうまくいったら1オクターブ「ドレミファソラシド」と弾いてください。
左手は下りの「ドシラソ」から練習してください。右手と対象になっています。同じように2・3の「シラ」でトンネルを作ります。
両手で2・3を押さえて同じ動きをしているかチェックしてから、中央のドから両手で反進行の音階を練習しましょう。
これはこの段階のいろいろな練習のうち、ほんの一例ですが、かなり重要です。この時姿勢、肩、肘の位置、手首の位置を確認しましょう。スムースな動き、安定した動きのためには、いつもいちばん自分にあった椅子の高さでピアノに対して同じ姿勢で練習を重ねてください。
ゆっくりひとつひとつの動作をよく見ながら練習できたら、次に、かなり早くしてもスムースに行くかを試してみましょう。良い動きをしている時はこれがすっとできるものです。ここでギクシャクしてしまうのは手首が下がっていたり、指の形がトンネルにならないで伸びてしまう時です。スタッカートでピョンピョンとやることでこの両方の欠点が自然になおっていくことが多いものです。
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