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A2
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第一歩と第二歩は基礎固めです。やるほどに楽にこなせる力がついてくる。何回もフィードバック。

ワンステップ上がり、[A2]の章です。
 この段階は、大譜表で両手で弾きます。2オクターブ開いて「ド」から弾くポジションを学びます。
[A1]からダイレクトに[A2]へ進んでももちろんかまいません。表で見て隣接している項目へはスムースに進むことができるはずです。Aばかりやってどんどん弾けるようになるのも一法です。演奏を完成させるために自然に練習するうちに意識せずにいろいろな工夫をしていることもよくあることです。先生から、ときにはお母さんから口移しに教えられてかなりの曲を弾きこなすまでに進んでいけることもあるからです。ケースバイケース、それほど、堅苦しく考える事はないとも言えます。
 この段階は古典的なバイエル、メトードローズなどに扱われており、一般にピアノのお稽古といえばこのポジションが代表的かもしれません。ややこしく考えず、大譜表を理解し、両手をその「ド」のポジションにあてがって音符の指番号にしたがって音を出していくと曲になっている…そういう弾き方でレッスンの進めることも可能です。しかし、其の場合、まず、
* 指が動きにくい。
* 1や5は例外なく倒れてしまう。
* 右と左は別の動きをしにくい。
* かといって同じ動きもしにくい。
 それはそうです。何重苦か分かりませんが、解決できていない事がいくつも重なった状態に追いこまれてしまうからです。それをひとつひとつ解決していくにはそれ以前に挙げている項目をひとつずつ、クリアしてください。
 急がば回れということはこの事をいっているのでしょうか。この段階までにいろいろなメロディーや知っている曲を自由に弾いてみる、遊んでみる、そんなゆとりをもって、やさしい曲を弾きこなす楽しさを味わうのもいいものです。

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