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A1
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充分な導入の配慮がこの第一歩を確実にします。
​後からでも深く広く充実させることが可能。

ピアノを習うというとき、まず、「ド」の位置を知ることから入る事が多いのです。

 [A0]より順序よく導かれて鍵盤になじんでいる場合でも、ここで、あらためて「ド」を確認しておく事は有益です。 

 それには、鍵盤の特徴をよく見ることから始めましょう。黒鍵の配置に注意する事で「ド」や「ソ」をみつけることができますね。その時肝心な事は音を聴く、確かめるということです。前もって[B・0]においてたったひとつでも歌を扱っていたならば、その声と鍵盤の「ソ」を、同一の音程として一致させる事ができるのです。なじみのある「ソ」から「ソラシド」といくか、「ソファミレド」下がるかはその時々で。

 次に、「ピアノを弾く手」についてですが、形、大きさ、開き方、動かし方にいたるまでまったくそれぞれ違うのが「手」です。根本的には自分の弾き方をすればいいのですが、良い「手の使い方」は注意深い指導によって習得できるでしょう。

 右手の3に重心の置いて手を支える弾き方を[C・0]ですでに習得している場合は、弱い指4や短い指1と5を無理なく使っていけるでしょう。少しずつ、足慣らししてどの指でもテクテクと鍵盤の上を歩けるようにしていきます。

[0・ABC]で学んだ事をすべて集結して、発展させることで、自分で工夫して練習を進めるのが一番です。

 たとえば、[C・0]では3と2で「てくてくぴょんぴょん」とやりましたが、今度は弱い4で、「34343・3・」とか「43434・4・」などもやれば、弾きやすい指がしだいに完成されていくことでしょう。

 このやり方で左手も同じように「よく言うことをきく手」にしたほうがいいのは言うまでもないことです。

 右手でも左手でも「ドレミファソ」のポジションでいろいろなメロディーを弾いて、楽しんでください。この段階で両手一緒に弾くことはありません。一度に両方の手に注意を向けることはまだ無理だからです。

 

 ピアノが好きになっていて、どんどん両手で遊んで弾いてしまうのはかまいません。遊びには、遊び心でつきあってあげましょう。

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