気持ちのよい秋の日の夕暮れどき「あなたの知らないベートーベン」というサブタイトルで10月25日のルネック・サロンコンサートは行われました。最初にチェロの太田一也さんとビオラの史子さんが登場してベートーベンの「ビオラとチェロの為の二重奏曲」の演奏がありました。第二楽章は市販のCD
等にはない、だれも聞いたことがない珍しい曲だというお話でした。同じ形で大きさの違うチェロとビオラです。弦の響きあう豊かな音色がお部屋いっぱいにひろがりました。
次の「シチリアーノ」はベートーベンと同じ頃ウィーンで活躍した女流ピアニスト、パラディスの作品で、ピアノの伴奏にのってビオラ独特の渋い音の魅力をたっぷりと愉しみました。
コーヒーブレイクの後、チャイコフスキー作曲より十月・・・「秋の歌」で、私は暗い寂しげな曲を奏でました。ロシアの寒くて暗い冬に向かう秋・・・そこにいるチャイコフスキーを 思い浮かべてしまいました。続いて、ベートーベンの三重奏曲「街の歌」は正反対に明るく勢いのある第一楽章、やさしくうたう第二楽章、愉快なテーマとその変奏曲からなる第三楽章。パワー全開ですっきりと演奏され、なんだか私もスカッとした気分・・・。最後は、これもベートーベンと同じ頃の作曲家シュターミツの「ビオラとチェロのためのソナタ」より第二楽章でした。親しみを感じる太田さんのお話から、どの曲にも興味がわいてそれぞれの楽器と曲が印象深く感じられました。
次回11月15日はハーモニカの渡辺一義さんの登場です。またまたとっても楽しみです。 |